gta5

GTA5では、GTASAで舞台となったサンフィエロやラスベンチュラス、また各地の小さい町などがなくなり、代わりに広くなったロスサントスと広大な山や森が追加され、全体的なマップは広くなったようではあるが、やはりスケールダウンしてしまった感は否めない。しかしGTA4ほどのグラフィックで、都市部だけではないアメリカ西部の雰囲気を楽しみながらドライブできるのは面白い。今回からは都市部から離れれば動物もいるし、各レジャーもプレイヤーが参加できるようになったので、アメリカ観光ゲーとしてのクオリティも高い。

今作は、元強盗で子持ちの中年と、同じく元強盗で精神異常者寸前のハゲ、それから青年で元ギャングの黒人、この三人が主人公となり、それぞれのストーリーが進んでいく。GTA4ではDLCキャラ合わせて主人公三人、伏線程度にお互いが関わる程度だったが、今回は主人公達三人がお互いの行動をダイレクトに刺激することとなるので、今までのGTAで言われていたようなお使いゲーム感は殆ど感じなかった。GTAシリーズで評判が高い強盗ミッションが増えたのもその一因となっている。
個人的には、GTAシリーズ代表格であるSAにも劣らず、90年代初頭が舞台であったSAから、2013年が舞台である今作へとそのまま世界観が引き継がれているような感触で、今までのGTAの中で一番楽しめた。
メインストーリー以外のミッションが割としっかりしているというのも、この世界観、雰囲気を支える骨組になっている。

作品内容から若干離れた話をすれば、今世代機であるPS3でここまでのグラフィックを保ち、またGTA4の何割増しもの要素が含まれた作品であり、あの莫大な制作費も納得のいく出来栄えになっている。GTASAも、PS2が出てからしばらく経って世に出た作品だった。
GTAシリーズの慣習からいって一年も経てばPC版が出ることとなるだろうが、GTA4ではできなかったような要素が増えた今作にmodが加わるならば、GTASAのように長く愛されるゲームとなることは間違いない。