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僕にとってNexus7を購入した目的の多くを占めていたのが電子書籍だったのだけれど、KindlePWが日本で発売されてからというもの苦悩を強いられる日々でした。ネクサス7はタブレットですから、それなりにずっしりとした重量感もあって、電車なんかで同じ姿勢を保ちながら使うのが結構厳しいのです。しかも画面は反射しまくるわ、7インチいっぱいに文字を表示すると視点移動が多くて結構疲れる(ので結構余白を設定しての表示だった)わで電子書籍閲覧において7インチタブは少し微妙なのではないかと、心の中で薄々気づいておりました。電車の中でタブレットを使おうとするとどうしても当たり障りのないことしかできないので、結果的に電子書籍アプリを開いている時間が最も多く、それなら専用の端末を買ってしまったほうがより捗るかもしれないというのも葛藤を引き起こす一因に。幸い僕の購入している書籍コンテンツはGooglePlayではなくKindleのものだったこともあり、買ってしまえばすぐにでも積まれた書籍を読み出すことのできる環境に背中を押され、気づけば手元に届いていました。

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こいつは大体8000円だから、100円でストアに転がっている新書が80冊買えるなと考えるとやや高くも感じますが、届いてから色々触っていると、次第にその値段の期待を裏切らない出来であることも分かってきます。Paperwhiteを購入する段階になって最も気にかけていたのがページめくりのスピードでした。レビュー動画なんかをYoutube上で見ると、あの画面のリフレッシュが煩わしさを与えるのではないかと常々思っていましたが、実際は気にするほどでもなく、Nexus7でページをめくるよりも少し遅い程度でした。どのみち紙の本のページをめくるよりもはるかに早い速度です。ペーパーディスプレイの質も思ったとおりで、タブレットのようにギラつきも文字の不自然さもない素晴らしい映り。バックライトの輝度を上げすぎるとやや不自然になってしまうのは気になりましたが、しばらく使っているうちにどうでもよくなりました。

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Nexus7とのサイズ比較。下に敷いてあるのがNexus7、上がKindlePW。横幅やベゼルサイズはほぼ同じで、Nexus7の方が縦にディスプレイ1インチ分大きい。

このペーパーホワイトのサイズは割と大事なようで、Nexus7は1インチ画面サイズが大きいからその分文字を表示できるかというとそうでもなく、視点移動の問題で6インチ分だけ文字を表示、というのが快適な読書という点において限界であるように感じます。大体他社の電子書籍端末を見てもこのサイズですから、専用機としてこれ以外のサイズはありえないのでしょう。

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最初はいらねーよと思っていた純正カバーですが、店頭へ見に行ってみると思いのほか質感が良かったので買ってしまいました。本体とカバーの重量あわせてNexus7の本体重量を超えるのでどれだけ重くなるのかという危惧をしたのも最初だけで、重心の関係か、重さよりも持ちやすさが勝るようなグリップ感が生まれました。カバー表面の品質は手触りが良く、やけに高級感があります。ケース裏側は硬いレザーのような表面で、この扉を裏側に回した際のグリップ感を作り出しているのでしょう。扉開閉によるスリープもタブレットではおなじみですが、この端末でも使い勝手の向上に一役買ってくれます。純正ケースなのだから当たり前ではあるけれど、ここに収まるべくして本体の造形がなされたかのような、その主従関係を忘れさせる一体感には恐れ入る。恐らくベゼル外枠の色が黒でなければ(他色カバーであれば)この感想は出てこないかもしれませんが、店舗に黒しかなかったのがかえってよかったのかもしれません。