iPadのような10インチタブレットは外で使うには少し無理があるというか、電車なんかで使っている人を見る度に「そこまでしてやりたいことがあるのか?」と思わせるほどの無理やり感があったような気がします。
7インチではどうかというと、片手で楽に持てる中で一番画面が大きく、外で使うにはちょうどいいサイズでした。
GoogleがNexus7、AppleがiPad mini、AmazonもKindle fireを世界展開しているなど、7インチタブレットが主要メーカーにとって重要な製品になりつつあるここ数ヶ月。
そんな中、僕もどれかタブレットが欲しいということで、Nexus7とiPad minで悩み、Nexus7を購入しました。
iPad miniも店頭で触った限りでは結構良かったのですが、7.9インチであるということで、まあほぼ8インチなわけですが、片手で持ったときのグリップ感はNexus7に劣っているように見えました。それと想定する用途がとりあえず電子書籍くらいしか浮かんでいなかったために、Nexus7を約1万円上回る価格に価値があるかという点なども踏まえた結果、購入までには至りませんでした。


本体写真で数字の7を模したケース(とても開けづらかった)。


ハードはASUS製。iPhone3G/Sを彷彿とさせるデザイン。

目当てだった電子書籍の読みやすさは良好でした。
7インチタブの画面サイズがよくある紙の書籍ほどのサイズなので、紙からでも割と抵抗なく移行できるでしょう。本をいくつもタブレットに入れておき、好きなときに好きな本が読めるというのはやはり良いですね。ディスプレイで文字をずらーっと表示するので、読みやすさは紙に劣るのかなと考えていましたが、むしろ紙の書籍より読みやすいような気がします。色々理由を考えてみたのですが、やはり紙では両手を使わないとページがめくれなかったり、本を開いたままにしたりしておけませんが、タブレットの場合はそのような不便さが排除されているのが大きいのかもしれません。それに加え、フォントサイズや行間なども自分で指定できるというような媒体側の調整が可能なのも良い。僕なんか紙のページをめくるのも面倒なのでこれは重宝しそうです。


Nexus7上では快適に動くKindleアプリ。GoogleのPlayブックスが酷い出来であるため、しばらくはこちらを使い続けるかも。

Nexus7は思っていたよりも処理性能があるので、使用中にカクついて気になるということもありませんでした。
ディスプレイの解像度も1280×800ですから、ブラウジングなどPC的な用途にも使えます。
Android端末ということで、動画や音声などのメディアファイルを適当なディレクトリに放り込んで、後はファイラーで探して再生できるという使い方も、iOSしか使ったことのない僕には新鮮でした。IPSパネルなので、7インチではありますが動画も綺麗に再生できます。寝転がりながら動画を見るような使い方は、スマホでは小さいし、ノートPCではちょっと面倒なので、これくらいのサイズが本当にちょうどいいんですよね。
将来的には、一般的な用途であればPCが必要なくなり、タブレット一台で済むようになるかもしれません。
Nexus7においてはそのラインにギリギリ立つか立たないかというところまで来ているので、現時点でもPCの代替用途として食い込める場面は多いはず。しかしパソコンの代わりに使おうとなると、やはり入力がタッチパネルだけというわけにもいかないので、何らかの形でハードウェアキーボードを足してやる必要が出てきます。


サードパーティー製bluetoothキーボード。キーボードにNexus7をはめ込んでノートPCのように使える。

とりあえず無線キーボードを買ってみました。キーピッチが短いですがそこまで問題はなく、これなら出先での文書作成も楽に行えそうです。本体カバーも別途買おうかと思っていましたが、このキーボードがディスプレイカバーの代わりをしてくれるようだったのでそうしました。


裏面(本体側)

表面(キーボード側)Nexus7のグリップ部分を真似たようだが、やや凸凹のピッチ間隔が広い

Nexus7は、今までタブレットの存在意義に疑問を持っていた大多数の人たちにも価格・サイズ・使いやすさなどの面で「ちょうどいい」と思わせる、そんな魅力を持っている製品ではないかと思います。メーカーは今までにないほどのやる気でも、まだまだ過渡期にあるタブレット端末。その中でこれだけやってくれるのですから、今後へのリファレンスとして、Nexus7は確かな地位を得たと言えるでしょう。