音量調節のためにヘッドホンアンプのようなものを使う必要が出てきたので、とりあえず買うこととなった。
ポータブルアンプは数個持っているのだけれど、これらはバッテリーや電池による駆動であるため、長時間の使用を前提としたら面倒なものでしかない。

しかし高値なものは厳しいから一万以内。それからあまり音に味付けをしないものがいいという条件の上探した。そこへオーディオテクニカのAT-HA20が候補に上がる。
オーディオテクニカの出力系製品を買うのは4年前にAT-A900を買って以来だが、正直なところあまり良い印象はない。ヘッドホンとして音への味付けがほとんどなく、とにかく解像度を求めた製品ラインナップ(一部を除く)であるから、モニター的な用途が必要でなければ本来は一般オーディオの市場でも期待されないだろうに、電器量販店などでは割と多くが並んでいる。ヘッドホンにあまり触れたことのない当時の僕はそういう音が直感的に良いのだと感じていて、A900をしばらく使っていた。しかし海外系の色の強いオーディオに触れるうち、そういうモニターライクな音は自分の感性にまるで合っていないと気付いた。

ただ今回必要なのは味付けではなく、とにかくソースに忠実な音なのだから最適だろうと考えました。届いた。

暗い部屋ではこの光は割と目立つかもしれない。

感想としてあるのは、なるほどネット上の一部で著しく評価の低い理由が分かるということである。
というか、ほとんど原音から音の変化が見られないため味付けを期待して買った人は肩透かしをくらうだろう。ポータブルアンプのFiioE5の方がまだ音に変化が生まれている。しかしながらまあアンプとしての機能は十分果たしていて、これならインピーダンスの高いものでも鳴らすことができるはずだ。原音に十分な音量・音圧をのせたあと、ヘッドホンのドライバへと電流を転送してくれるという感じか。逆に言えばそれだけのもの。音の変化を期待するなら、もっと金を出せということなのだろう。